感覚は全て正しい?
感覚を信じたら良いとか、感覚を大事にしてとか、私もクライアントさんや講座生の皆さんに繰り返して言います。
感覚では、快、不快とか、楽とかモヤモヤするとか、スッキリするとか、そんな感じがします。
それが感覚です。
まず、好き嫌いとか、合う合わないとか、正しい間違っているとか、劣っているとか優れているとか、ダメだとか、良いとか悪いとかは、批判・否定評価の類は思考です。
それらは、それぞれの経験や価値観によってできたもので、みんながみんな、そう思う訳ではありません。
また、感覚でも2種類あると考えます。
一つは、人間という動物の本能的な感覚。
そしてもう一つは思考同様、その人個人の経験や価値観によってできた感覚。
その感覚は、繰り返して起こります。
その感覚は、何度も繰り返して思っていたり言っていたり、決まった思考パターン、行動パターンに無意識のうちに入っています。
それに比べ、上記の本能的な感覚というのは一回感じたり出す事でスッキリします。
良い状態へと向かいます。
下記の繰り返している感覚は、良い状態には向かいません。
やっぱりね・・・という結論に至ります。
上記の感覚が現実に即した感覚。
下記の感覚は、自分の世界のみで起きている感覚です、
でも、なかなか現実に即した感覚にはなれないもの。
多くの人が、無意識のうちに自分の世界のみの感覚を選んでいる、もしくは気がついたらそうなっていると思う事でしょう。
繰り返して入っているその感覚、まず繰り返している事に気づく事。
そして、繰り返している感覚は全て、本当の事実を感じて起きた感覚ではなく、自分の世界のみで起きている感覚と決めつける事。
ここで気をつけて欲しいのは、繰り返している感覚は事実に即しているかどうか確認しようとしない事。
それは、繰り返している感覚、自分の世界にいる人がいくら検証しようとしても無理だからです。
所詮は、自分の世界の中で検証するので、「やっぱりね・・」に至ってしまい、繰り返している感覚を強化するだけです。
繰り返している感覚を採用する自分でいる限り、現実に即した感覚は表で自覚できません。
本当の感覚を感じられるのは、まずは繰り返している感覚は事実に即していない事を体が認識してからです。