あなたは誰のために生きていますか?
あなたは誰のために生きていますか?
その問いかけに多くの人が、「もちろん、自分のために生きている」と答えるかもしれません。
そう答えた人に、更にこう問いたいと思います。
「今実際に、そういう人生を生きていますか?」
その問いに、「もちろん」と答える人は、果たしてどれくらいいるでしょうか。
こうだからこうするしかない。
こうしないと世間の目が気になる。
お金がかかるから、親が、夫が(妻が)こう言うから、人が、こういう事情だから・・。
自分のために生きない理由はたくさんあります。
理由を作りたければ、いくらでも出てきます。
人間が最期の時に、衰えず失わず、唯一持っているもの。
もしかしたらだけど、肉体が滅びても、失わないかもしれない唯一のもの。
何だと思いますか?
それはもちろん、地位や名誉、財産でも、社会の評価でもありませんし、努力して身につけた知識でもありません。
体験した感覚です。
達成感や充実感、満足感は自分のために生きないと得られるものではありません。
そして、自分のために生きるとは、誰かの犠牲によって成り立つものではありません。
「現実逃避」と「自分のために生きる事」は、全く違います。
自分のために生きるとは、現実の中で、自分が一つ一つ判断をし行動して、それによって起こる周りの反応や変化を受け止め、自分で一つ一つ、判断・対応をしていく事です。
それは結果として、誰も不幸にならないし不思議とみんな楽になります。
自分のために生きないと言うことは、誰かのために生きているという事。
それは、もしいつか自分の人生を生きなかった後悔をした時、その誰かのせいにする事を意味します。