皆様からよく聞かれる質問をQ&A形式でお答えします。

Q1)カウンセリングは、何をするのですか?

カウンセリングは大きく分け、二つの役割があると考えます。

①傷ついたり、疲れた心を癒す。
②頻繁に起こる問題となる行動や考え方、嫌な感覚やストレス等により生じた症状(頭痛、胃痛など)を起こしているパターンを変える。

どちらを行うかは、クライアント様の希望や状態、カウンセラーの手法によります。

Q2)カウンセリング一回で、良くなりますか?

申し訳ありません。
残念ながら、カウンセリングを一回受けたのみで改善はしないでしょう。
まず初回はカウンセリングではなく様々なことの聞きとりになります。
「現在の困っている症状」や「状況」、「家族構成」、「問題へと繋がった出来事」、「生まれ育った環境」などについて伺っていきます。
もちろん、言いたくないことを無理やり聞きだすことなどはありません。
カウンセリングを行うにあたり、カウンセラーがクライアント様について理解することは、非常に重要な項目なのです。
そして、「どの様な経緯で今現在の症状や状況があるのか?」。
それをカウンセラーが分析し、クライアント様に応じた、最も適した対処方法を促していきます。
よって、これだけの作業を30分~2時間以内で行うことは、まず不可能なのです。
恐らくどこのカウンセリング事務所でも、カウンセリングを行うのは二回目以降だと思います。

Q3)「初回から何とかして欲しい!」「少しでも早く楽になりたい!」場合はどうしたらいいですか?

これは、多くのクライアント様の本音であり、心情ではないかと思います。
私どもでは、上記Q2での聞き取りを行った上で、「今クライアント様の心で何が起こっているのか」、「どういう関わりが必要なのか」を簡易解説いたします。
自分の中にあるものが、正体不明のつかみどころのないものではなく、ちゃんと理由があり、何とかなる可能性が充分にある事を知るだけでも、大きな安心材料と言えるでしょう。
また、カウンセリングの内容はクライアント様と打ち合わせの上決めていきますが、カウンセリング内容が確定する以前の途中段階であっても、状況によっては楽になる促しを行います。
またご帰宅後も、少しでも楽に過ごせるよう、ご自分でできるセルフケアの方法もお伝えしています。

Q4)心はすごく曖昧で、複雑な感じがします。カウンセラーは心をどう扱えばよいかちゃんと分かった上で、カウンセリングをしているのでしょうか?

心はとてもシンプルにできています。
心のしくみ等を勉強し、経験を積めば、お話を聞くと、抱えている問題や原因を分析の上、どう関われば良いか分かるようになります。
心理カウンセラーは問題の糸口を、学んだ様々な手法や経験により解き、
・クライアント様が楽になる方向
・答えを見つける方向         へと促していきます。
もちろん、きちんとした心理学的理論に則った形で行っています。

Q5)心理カウンセラーは医師ではないのですか?

心理カウンセラーは、医学的知識は持ち合わせていません。
医師免許はもっていませんので、もちろん、医師でも先生でもありません。
心理カウンセラーは、
・それぞれの機関
・カウンセラー養成講座 等
で、心理学や心理療法を学んだと考えられます。
現在国家資格はなく、各機関、団体等の認定資格です。
臨床心理士も認定資格です。

Q6)心療内科や精神科の病院に行くべきなのか、カウンセリングに行くべきなのか、悩んでいます。

◎心療内科や精神科
治療という扱いで、診察の後、投薬という形になります。
当然、何の薬においても副作用が発生する可能性もあります。
基本的に、医師は治療が専門であり、話をゆっくり傾聴するなどのカウンセリング行為は、あまり行いません。
◎カウンセリング
基本的に話を傾聴し、問題となっている部分を探り、クライアント様が本心ではどうしたいのかを見つけ、その方向へ促していきます。
つまり、クライアント様が心に抱えている問題を軽減、解消する様促し、心が楽になる方向へ導きます。

・病院へは行かずにカウンセリングのみ受けている方
・病院へ行った後、カウンセリングに切り替える方
・病院に通院しながらカウンセリングを受けている方
・病院での投薬治療のみを受けている方
・カウンセリングから病院に切り替える方

その方の状態や希望、医師やカウンセラーの判断等により様々です。
ご自分に合う形で、心療内科や精神科、カウンセリングを選別して受けられるのが良いと思います。

Q7)カウンセラーに話を聞いてもらうのが申し訳ないと思ってしまいます。話を聞くのがきつくないのでしょうか?

カウンセラーは聞き方を心得ていますし、きちんと訓練も受けていると考えられます。
きつくはありませんので、安心してお話してください。

Q8)カウンセリング中、カウンセラーの言っている事に違和感を感じました。どうしたらいいでしょう?

カウンセリングで大事な事は、「カウンセラーに合わせない事」です。カウンセラーに合わせると、カウンセリングの効果は期待できません。
心理カウンセラーは、確かに「どう関われば楽になるか」心得ていますが、クライアント様の一番欲している言葉なり、関わりそのものは分かりません。
また、カウンセラーも人間ですから、間違うこともあります。
ですから、違和感を感じる事はあるでしょう。
そんな時は、「それは違う気がする」や「それは違う」など、
伝えたほうが良いでしょう。
カウンセラーであれば、クライアント様がそう言ってくださるというのは、むしろ喜ぶべき事なのです。
なぜなら、それだけクライアント様がご自分と真摯に向き合ってるという事ですから。
それに対し、腹を立てるカウンセラーがいたら、それは完全にカウンセラーサイドの問題です。
もし、クライアント様を責めるカウンセラーがいるとしたら、そんなカウンセラーは問題外です。

Q9)カウンセラーはたくさん褒めてくれたり、認めてくれたりしますが、それはそうしなければいけないから仕方なくしているのではないでしょうか?

カウンセラーは「自己一致」の言葉でないと言ってはいけない事になっています。
なぜなら、上っ面の言葉は、クライアント様に見抜かれてしまうからです。
そしてそれは、結果として、カウンセラーへの不信感へと繋がり、カウンセリングの効果を妨げるものとなります。
ですから、カウンセラーは心にも無い事を言う事はないと考えられます。

Q10)今大変きつい状態です。カウンセリングを受けなければなりませんか?

カウンセリングは、受けなければならないものではありません。
それに、仕方なく受けたカウンセリングに効果は望めません。
カウンセリングを受けたいと思った時に受けるのが一番良いかと思います。
とは言え、きつい状態というのはお辛いですよね。
あなた様が望むのであれば、カウンセリングとまでは言わなくても、お話だけでも良いかと思います。
カウンセラーは、クライアント様が楽になる聞き方を心得ています。
話すだけでも効果は期待できます。
カウンセラーにご連絡された際、「話だけでもいいですか?」と尋ねてみると良いと思います。

Q11)きちんと秘密は守ってもらえますか?

はい、厳守いたします。
弊社の場合、カウンセリングにおける個人情報の漏洩は決して行わないという契約を取り交わします。
たとえ、クライアント様が未成年で、ご家族様からの問い合わせであっても、お答えできません。
また、カウンセリング中に記入した個人情報も、カウンセラー以外の他者の目に触れぬよう、厳重に保管しています。

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