当オフィス認定条件について
【当オフィスにて、カウンセラーを目指している受講生さんへの記事です】
先日、公開テストを行った際、受験者と参加者を見ていて感じた事をお伝えします。
確かに、外からどう見えるかという事は大事な要素でもあります。
私はそれより、「中で何をしているか」を大事に捉えています。
むしろ、外からどう見えるかを意識し過ぎると中はどうしても手を抜きます。
認定条件は、私がカウンセラーを始めて、どうやったらクライアントさんが安心してカウンセリングを受けようと思えるのか、結果を出せるのか。
試行錯誤しながらたどり着き、意識している項目です。
皆さんは、当オフィスでカウンセリングを受けた上で、ここで学びたいと思って下さったから、共に学んでいるのだと思います。
だから、私自身が意識している項目を羅列しました。
私にこれらができているかどうか、それはどうでも良いと思っています。
人によってはできてると見えるかもしれないし、全然できていないと思うかもしれません。
正直それも、私にとってどうでも良いです。
ただ、今日に至るまで日々意識してきた項目を羅列しました。
これらの項目が、私自身今日まで力を注いできた事です。
これらの項目に力を注いでいる事。
これが、当オフィスが認める条件です。
これらの項目を、頭で分かったつもりにならないでください。
この項目の言葉一つ一つをじっくり咀嚼して、試行錯誤して、その奥にある意味を体感してみてください。
それは、私が皆さんに、いちいち言葉で細かく伝えたとしても、理解はできないでしょう。
皆さん自身が自らあがき、試行錯誤し、体感した時、その意味を今まで理解していなかった事がよく分かると思います。
その時がきっと、その条件をクリアした時なのだと思います。
苦しみの渦中にいるクライアントさんの感覚をなめないで下さい。
皆さんが外で何かを見せても、その時のクライアントさんの感覚は、皆さんの心の奥の奥をちゃんと感じ、このカウンセラーに任せて良いのかどうか判断します。
心の余裕がある時の人なら、表面で簡単にごまかす事ができるかもしれませんが、生死ギリギリで踏ん張っている人には、皆さんが同じ土俵にいるか、同じ人間として向き合っているか、全て見透かされます。
内面は、外に自然とにじみ出ます。
内面に意識を向けられている人は、外に力を注ぐ余裕はありません。
不恰好で良いです。
そのままの自分を外に出す。
それで良いのです。
クライアントさんが、カウンセラーそのままを見て感じて、このカウンセラーに依頼するかどうか決めてくれます。
認定条件は、皆さんがこれらの項目を内で試行錯誤して、自分なりの答えを出そうとしているかどうかです。
だれかに認められるかどうかではありません。
私は、整えられたものを出されるより、そのまま出す方を評価します。
認められたり評価される事を意識しているより、自分の根っこをとことん追求している方を評価します。
皆さんは、本当に成長してきています。
皆さんが今まで頑張ってきた事は間違っていません。
そして、まだまだ成長の途中である事を受け止めてください。
もちろん、私も同様です。
外からの反応や評価に振り回されないでください。
自分や人が外で、キレイにできているかいないかで判断しないでください。
自分にも人にも、内へと意識を向け、自分や人の根っこでやっている事にちゃんと気付いてください。
皆さんはちゃんと感じられるはずです。
社会は、表で判断します。
内で何をやっているかは良くても悪くても無視されがちです。
見せているだけの表が評価されがちです。
だからこそ、カウンセラーを目指している、カウンセラーをやっている私たちは、ちゃんと内にも意識を向ける必要があるのではないかと思います。
私は、外でごまかされず、内に意識を向けられるカウンセラーを育てていきたいと思っています。
ここで、今言葉で伝えられるだけ伝えてみました。