従順→反抗→大人
従順である事。
それは、社会の中で生きやすい方法なのかもしれません。
そうできることが、「オトナ」という解釈もあるでしょう。
それは、社会での価値観。
心の成長の段階で考えると、従順である事は「子ども」の状態です。
従順な状態の心は、言われる事を吟味する事なくそれを正解と捉えています。
非常に主観的で客観性も働いていません。
そして、物事に受動的です。
では、反抗する事はと言えば、もちろんこれも「子ども」の状態です。
状況も事実も吟味する事なく、言われた事に反発する。
言われる事を吟味する事なくそれを正解と捉えている自分が、表に出ていないだけです。
表での表現は真逆であっても、従順も反抗も、中は同じ「子ども」です。
では、「大人」とは‥。
自由です。自分の言動は自分が肯定します。
「こうあるべき」という枠組みに捉われていません。
その時は、楽で客観性も臨機応変さも兼ね揃え、現実に対応できています。
これが「大人」です。
従順だった子がいきなり、「大人」になる事はありません。
「従順」は、「反抗・反発」を経由しないと「大人」になれません。
反抗期って、実は大人になるために必要な時期なんです。
従順だった子は、そのまま大人にはなれません。
反抗期という、自分にとっても周りにとっても都合の悪い時期が、成長上必要という事です。