自分の答えは、外からやって来ない。
答えが分からない。
どうしたらいいか分からない。
そういう言葉をよく聞きます。
その答えは、どこにあるのでしょうか。
本やネット上にマニュアルがある。
誰かが正解を持っている。
エライ人が知っている。
無意識であっても、そう思っている自分はいないでしょうか。
だから、本を読み漁ったりネットで検索してみたり、誰かに相談してみたり。
例えば料理であったり、何かの作り方であったら教えてもらえるし、今はネットで検索すれば簡単に答えをもらえます。
人生の選択であったり、成功法はどうでしょうか?
調べてもいろいろな考え方があるし、これが良いと言う人もいればこれは悪いと言う人もいる。
どれが、誰が正解なのか。
どんどん分からなくなりますよね。
人の正解と自分の正解は違います。
アドバイスなんて簡単なものです。
自分がどうやって選択してきたのか、どうやって成功したのか、自分の経験を言えば良いのですから。
アドバイスなんてそんなものです。
人のアドバイスを間に受け、上手く行かなかったら次のアドバイスを求める。
それを繰り返す。
どんどん上手く行かなくなります。
まず、上手く行き始めるには時間がかかります。
自分がこうだと信じる事を、客観的に見つめながら、これで良いと思えば、結果が出なくてもコツコツと続ける。
客観的に見つめながら。
これは違うと思えば修正する。
客観的に見つめながら。
その過程は長く、表に結果が出るまで時間がかかります。
その期間は苦しく不安で怖いのが自然です。
この過程は嫌だから、目に見える結果が早く欲しいし安心したい。
だから、安易に外に答えを求めるのではないでしょうか。
これさえやっていれば大丈夫と思えるし。
もう一度言います。
人の正解と自分の正解は違います。
人は、自分自身の正解しか知りません。
逆に言えば、自分も、自分自身の正解は知っているという事です。
その答えは、模索しかありません。
ただ、その模索の方向性は自分の中だという事。
自分の納得する事をコツコツと続ける事。
人に答えを求めるのは、模索の方向性が人の中だという事。
自分の答えが見つかるはずがありません。
カウンセラーは、その「自分の答え」を見つけるお手伝いで、答えを教えてくれる「先生」ではありません。