心の状態と関わり(不登校・学校(社会)へ)

〈心の状態〉
家では比較的安定してきて、学校に行かない以外は普通になってきます。

学校へ行くという事が視野に入ってくると、昼夜逆転状態も少しずつ改善が見られるようになります。

学校へ行く事への拒否反応が和らぎます。

 

 

〈関わり〉

そろそろ、先の事を視野に入れた関わりができる時期です。

元の学校に戻るという答えに決めつけるのではなく、他にも選択肢がある状態が、子ども自身が冷静さを持ち、自分の意思で次の一歩を踏み出す事ができやすいと言えるでしょう。

小学生であれば、親御さんが調べて伝えてあげれば良いですし、子どもの年齢が中高生であれば、自分でも調べさせる方が良いと思います。

公立小中学校では、特別な事由がある場合、特例措置として、手続きによって校区外の学校に通う事も可能です。(詳細に関してはご自分でお調べ下さい)

元の学校と他の学校、もしくはフリースクール等の他の機関、もしくは自宅での勉強等、いろいろ方法はあります。

「あなたはどうしたい?」と問い、子ども自身で意思決定させてください。

ただ、通学の問題や金銭的な問題を差し置いてではなく、現実的ではない選択肢は選択肢から外す方が良いと思います。

何とかなる距離であったり、金額であるなら良いのですが、誰かが犠牲になってまで実現させてあげる必要はないと、私は思います。

この時もし子どもさんが将来の夢をきちんとお持ちなら、それに向けてどういう進路へ進めば良いかを踏まえた上で、どうするか決めるといいと思います。

また、子どもさん自身が「自分は将来何をしたいんだろう」と考えてみる良い機会かもしれません。

その夢は、雲の上の夢物語ではなく、ちゃんと実現して行く前提の夢である必要があります。

だからと言って、「そんなのなれる訳ない」とか、「そうなれる人なんて一握りだ」という言葉で、せっかく出てきた夢を握り潰さないで欲しいのです。

そうなるために、自分は何をする必要があるのか、どんな現実があるのか。

それは、今ネットで調べればたくさん出てきます。

それでもしたい、やってみたいのであれば、できれば応援して欲しいと思います。

それは親が望む安定職ではないかもしれませんが、それをしたいという思いが灯台となって、子どもさんが努力する方向を指し示し、これから出逢うであろう様々や障害や問題を乗り越える力を与えてくれます。

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