自分の心の中でやっている操作も相手に伝わる。

前回の投稿「空気を読む事」の続きです。

 

空気を読んで察してあげる。

 

相手を思い遣った行為かもしれません。

その思い遣りは、相手のためになるのか、もしくは自分の優しさとして相手に伝わるのか。

 

答えは、「NO」です。

相手にとってその思い遣りは、「当たり前」でありながらも、その思い遣りの行為に対して相手は、「頼んでない。勝手にやった」というスタンスを取れる訳です。

確かにそうです。状況的事実は、「頼まれてもいないのに自分が勝手にやった」となります。

そしてもしかしたら、相手は本当にそんな事は求めていないのに、勝手に自分がそう思い込んでいたのかもしれません。

相手は何も言っていないのですから、その可能性もあります。

 

空気を読んで察してあげる事は、相手にとってはとても都合の良いコマであるという事です。

自ら、その都合の良いコマになっていると言えます。

 

人は、たとえ自分が出した空気であっても責任を持ちません。

でも、自分の言動には責任を持つしかありません。

 

さらに追記すると、本心を言わずに空気で相手を操作しようとしても、その空気でどうしようとしているのかは、他者にいづれバレます。

いづれ、他者は自分を尊重されていない事、自分をコマとして扱われている事に気づくでしょう。

そして、他者自身気づいていようといまいと、腹の中ではその人に怒りを感じています。

他者は、その人を決して信頼しないし、本心を言いません。

適当な距離を保ち適当な関係でいても、近くにいるように見えても、心は離れています。

表面では穏やかで優しく、良い関係に見えても。

 

何をしても大丈夫な関係。

あり得ません。

 

その人自身が、自分の本心を素直に伝え、他者の自由意志を認めようとしない限り。

 

自分の中で相手に対してやっている事は、たとえ心の中のみでの操作であっても、いづれ外にバレるし、結果として外から自分に返ってきます。

 

 

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