なぜうつ状態になるのか③(なぜうつ状態は努力しても良くならないのか)
「なぜうつ状態になるのか②」の続きです。
では、うつ状態に入るスイッチを入れないようにできるのか。
そんな風に思いませんか?
実は、できます。
ただそれは、ご本人にその意思がある事。
カウンセリングであれば、その手法が、潜在意識(感覚)へアプローチする手法である事。
私は、それらが必要だと思います。
なぜなら、うつ状態で問題になる、感覚・思考・行動・症状の根っこは、潜在意識(感覚)にあるからです。
うつ状態に入ってカウンセリングに来られる方は、思考や行動での努力を散々した上で、どうにもならなくてカウンセリングに来られる方が多いです。
また、状況をより良くしたり、たとえ病院に行って薬を処方してもらっても、改善されなかったとか、一時は改善したように感じても、しばらくすると同じような状態になったと、カウンセリングに訪れる方も実は多いのです。
もちろん、状況を良くしたり、病院でお薬を処方してもらって改善したり、思考や行動の努力によって改善した方も多いと思います。
一方で、うつ状態は、それらではどうにもできないと感じる方も、非常に多いです。
ご自身が認識でき、思考や行動で努力できる範囲。
医療方面から認識でき、薬等でアプローチできる範囲。
残念ながら、それ以外の範囲(潜在意識)が人間にはあります。
そこに、うつ状態の根っこがある訳です。
ご自身一人でそこに気がつくというのは至難の技と言えるでしょう。
そこ(潜在意識)へとアプローチする事で、うつ状態のスイッチを入れない自分作りへと繋がっていきます。