カウンセリングとグループワークの違い

個人カウンセリングと※グループワーク、どんな違いがあるのか対比してみました。
もちろん、他にもいろいろあると思います。

 

※グループワークとは

批判・否定をしない事。この場で聞いた個人的な情報は口外しない事。
これがこの場のルールです。

ワーク(カウンセリング)を受けたい人はその意思を伝え、受ける。

人数によっては、受けたい人が全員受けられない場合もあって、それもあり。

受けたくない方は、もちろん受けなくてもいい。
人のワークを見ててもいいし、お茶を飲んだり、お菓子を食べたり、寝転がったり、本当に寝たり、トイレに行ったり、どこかに休憩に行ったり‥。
それぞれが自由にする場です。

 

 

《グループワーク》

・一人一人の自発性に委ねられる場
・人の中で自由を体験しやすい
・人がいるのに、人の目や常識にとらわれなくて良い
・社会ではできない体験ができる
・自分でも気づかない自分に気づきやすい
・好き勝手にできる場
・自分が受けなくても、人のワークを体感する事で、間接的な効果も期待できる。
・みんなが対等
・人の中の安全を体感できる
・複数の人に見られる
・複数の人の空気によって、「安心・安全な場」となる
・ワーク希望者が多いと、受けられない事もある。
・ワークを受けたければ、自発的に行動しないと、ワークを受けられない。
・批判・否定されない場
・対人・コミュニケーションが苦手な人にとって受けにくい
・人に自分をさらす事で楽になれるし、自由になれる。
・参加者・ファシリテーター(カウンセラー)が依存の関係になるリスクが低い。
・ファシリテーターによる参加者へのマインドコントロールが起きにくい。
・社会(自分の期待通りにならない環境)に近い環境

《個人カウンセリング》
・受身でも受けられる
・対人・コミュニケーションが苦手な人にとって受けやすい
・クライアントを主軸にして行われる。
・カウンセラー以外の人がいない場
・「自分がどうしたいか、どうなりたいか」が優先される
・人の事を考えなくて良い
・人に知られたくない事を話せる
・カウンセラーによって、「安心・安全な場」が維持される。
・クライアント個人のための場
・クライアント・カウンセラーが、依存の関係になるリスクが高い。
・カウンセラーによるクライアントへのマインドコントロールが起こりやすい。
・社会(自分の期待通りにならない環境)にほど遠い環境;自分の期待通りに近い環境

【グループワークか、個人カウンセリングか】

悩みやトラブル、心理的な症状も含め、起こっている問題は、「受身」「我慢」「思い込みや習慣的な思考」「社会の価値観や常識」等によって、本来の心の機能が低下した結果起こっています。

自分の気持ちや意思に気付きにくくなり、身体的な症状として現れたり、目の前の問題を、自分の能力で判断しにくくなったり、行動に自信を持てなくて、どうしても行動できない等、問題・症状の出方は様々です。

それらの問題や症状の改善への方向性は同じです。

私たち人間はそれぞれ、自由である事、自発的である事、価値があり、意思があるという事。

カウンセリングもグループワークもそれらに、頭だけでなく体も、気づいていく作業と言えるかもしれません。

結果、症状や問題が減り、楽になり、本来の力を発揮しやすくなります。

それを体感していく上でより効果的なのは、グループワークだと思います。

人は、社会という人の集団の中で生きています。
社会(人の集団)から離れての幸福はあり得ません。

社会の中で楽になる事。
幸福になる事。

そのために、人の中で自由にする体験ができるグループワークは、より効果的です。

一方、個人カウンセリングのメリットは、心と向き合う場として、グループワークよりハードルは低い事かもしれません。

人の中に入る事が苦手だったり、人の中で自分の内の話をするのに抵抗を感じる人や苦しみの最中の人は、グループワークは余計苦しく感じるかもしれません。
そういう場合は、カウンセリングの方が合っているかもしれません。

とは言え、人の前で心をさらし、向き合ったりする事は、いくらカウンセラーだからと言われても、勇気が必要な事と思います。

カウンセリングを受ける自体、ハードルは高いと感じる人は多いと思います。

カウンセリングもグループワークも、受けなくてはいけないものではありません。
ご本人が受けたければ受ければ良いし、受けたくなければ受ける必要はありません。

好きにするのが一番です。

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