カウンセリングで、どこまでできるか。
このテーマは、私自身ずっと模索しているテーマでもあります。
カウンセリングを学んでいた頃、「クライアントさんがこうなりたいと思っている事。それが、世の中で一人でも実現できているものは実現可能」と教わった記憶があります。
その教えは私の中にずっとあって、例えば「奇跡」と言われるものであっても、「もしかしたら可能かもしれない」という考えで、今までカウンセリングを行ってきました。
クライアントさんの要望の中には、初めてのケース、そして実際に学んでいない事も多々ありました。
そういう場合も、クライアントさんにその旨を伝え了解していただいた上で、学んできたもの、経験を基礎とし、発展させ、カウンセリングを行いました。
もちろん、私自身に対しても行い結果を確認したり、クライアントさんのその後を細かく観察したりという、慎重な検証も積み重ねてきました。
今のウチのカウンセリングの手法というのは、そういったクライアントさんと共にチャレンジしてきた結果生み出されたものがたくさんあります。
ウチのカウンセリングの場合、基本的な考え方、行い方のメインはゲシュタルトセラピー(療法)であり、クライアントさんへの説明や講座では、TA(交流分析)を取り入れながら解説しています。
また、再決断療法の手法も取り入れています。
そして、その結果至った、最初の問いに対する私なりの答えは、心についてであればどうにかできると思うし、心からのアプローチで、改善や解消される問題や症状はかなりあるのではないかという事です。
もし、これは仕方ない事、持って生きていくしかないと思われる事があればご相談いただきたいと思います。
確かに、それは解消できるとお約束はできません。
ただ、何とかなるものも多いのも事実です。
また、持って生きていくにしても、気持ちに折り合いをつけ、自分らしく生きていく事は実現可能な事です。
苦しくて辛くて、弱音を吐いたり落ち込みながら、自分の力を信じ、自分の未来をあきらめず、共にチャレンジしてきた多くのクライアントさん達お一人お一人が、私にとっては同志であり、共に成長してきた人であり、自分と向き合い続けた姿勢に尊敬の念を感じ、彼らお一人お一人の功績に頭が下がります。