人生を破綻させたくないあなたへ
- 人一人が人生で選ぶ道は、たくさんある訳ではなく、二つしかない。
私たちは、そのどちらかをその都度選び続けている。
それは、破綻か楽か。
そのどちらかしかない。
価値観という、表面上の薄っぺらい次元の話ではない。
その人その人でちがう、そのオリジナルの、破綻か楽かの道だ。
その二つの道の進み方は、当然ながら全く違う。
破綻の道は、現実や自分の本来の欲求から目を背けて生きる道。
楽な道は、現実を受け止めながら、自分の本来の欲求に忠実に生きる道。
今回は、前者の破綻の道について書いていく。
後者の生き方は一つしかないが、前者の破綻の生き方は多種多様だと言える。
何かあっても、全て人のせいという結論で終わらせる。
または、全て自分のせいという結論で終わらせる。
または、全て育ち方のせい、不幸な境遇のせい、親のせいという結論で終わらせる。
いじけて終わらせる。
当たり散らして終わらせる。
全て忘れて、無かった事にして終わらせる。
自分はその人たちと価値観が違う、生き方が違う。人それぞれだから仕方ないと、自分を説得して自分の感情を押さえつけて終わらせる。
これらは、自分の楽さ、幸せをあきらめるやり方で、そのあきらめ度合いと破綻度合いが一致する。
要は、楽さや幸せをさほど望まない人、もしくは全く望んでいない人のやり方だ。
もし、こういうやり方でも、もしかしたら救世主が現れ、幸せにしてくれるかもと淡い期待を抱いている人がいるかもしれない。
その可能性はゼロだ。
たとえその救世主風の人が一時幸せにしてくれたとしても、いづれ現実に叩き落とされる。
人や状況が何とかしてくれるのを待っている人は破綻する。
そして、自分、家族、関わる人、所属するコミュニティと向き合う事は全て繋がっていて関係し合っていて、全て自分の事で、放棄している所から徐々に破綻していく。
そこを自分なりの解釈で正当化し目を背け続けると、当然破綻がどんどん進んでいく。
だから、幸せに楽になりたければ、何らかほころびが見えてきたら、そこからちゃんと向き合う事。
それは、一つ一つ自分の気持ち、相手の気持ち、現実を全て受け止めていく事。
現状は、全て自分の意志であり、自分がした事の結果、しなかった事の結果と受け止める事。
そうやって人生を、自分の意志と力と行動で、楽に幸せにしていくものだ。
楽に幸せになりたければ。
楽に幸せに生きるとは、日々の地道な向き合いと言動の連続で、決して華やかな道筋ではない。
キラキラも脚光も、楽や幸せとは関係ないもので、たとえ得られても一時的に過ぎない。
成功やお金持ちや良いパートナーに恵まれる事も、その人の地道な積み重ねで継続できるのであって、受け身で周りに求めるだけでは、その幸せにも気がつけないし、簡単に失い、破綻の人生へ転落する。
日々の地道な、自分、自分の家族や周りの人、自分のコミュニティ、現実との向き合いと言動の連続を繰り返す事。
楽に幸せになるためには、これ以外の道筋は存在しない。