学校を休む事で、不登校になる事が不安な親御さんへ
「学校に行かなくていい」なんて、他人事だから言えるんだ。
学校に行かない事を選んでも、その後どうなるのか、どうしたらいいかのか不安。
そう思っている人も多いのではないでしょうか。
最近の風潮を見て、私もそう思います。
私自身も、不登校になった子どもの親だからです。
長女は小学校と中学校で、次男は中学校でなりました。
今現在、長女は高3で、次男は高2で、何とか自分の道を歩いています。
ただ、これまでに至る過程は、親も子どもも本当に大変でした。
子どもが学校に行けなくなり、子どもの表情は暗くネガティヴな考えばかりでストレスによる症状に苦しみました。
そんな状態が何ヶ月、1年、2年と続きました。
その期間は長く、本当に辛かったです。
少しずつ外へ出たり、人と接触しようとするも、ちょっと何かあるとまた引きこもり、親もだんだん疲れ果てていきます。
それでも、自分の道を見出し、その道を歩み始めるまでの彼らを、辛抱強く見守り、支え続け、親自身も彼らの未来を信じ、あきらめないでいる。
何年もの間。
正直しんどいです。
親が、「学校に行かなくて良いよ」と子どもに伝える事。
ものすごく勇気が必要です。
なかなか言えなくて当たり前です。
それは、その過程を支えていく覚悟が必要だし、その子の人生に責任を持っているからです。
赤の他人は簡単に無責任に言えます。
なぜなら、その人はその子の人生に責任を持っていないから。
「学校に行かなくて良いよ」と言ってあげられない自分を責めないでください。
それを言う責任を知っているからこそ言えないのですから。
ただ、もし、私の経験からくるアドバイスを聞いてもらえるなら、
もし聞いてみたいと思うのなら、この下の文書を読んでみてください。
★ ★ ★ ★
私が、子どもをずっと見てきて、一番願い、優先させた事。
それは、この子が、また明るい笑顔になってくれる事。
そして、自分の力で自分の道を歩いていく事。
それだけしか考えませんでした。
他の事も、もちろん頭をよぎりました。
世間体やこの子の将来の事。自分が子どもに描いていた夢等。
このままだとどうなってしまうのかという不安も。
この気持ちはきっと、多くの親御さんが持っている気持ちだと思います。
私は、それらの気持ちを全てあきらめました。
無視しました。
今、そうした事は間違っていなかったと確信しています。
不登校になった時の、親としてのいろんな思い。
あって当然です。
それは、不登校の子の親にしかわかりません。
そして、
この子が1日も早く笑顔を取り戻す事。
自分の道を歩めるようになる事。
それだけを優先させた選択、決定をする。
その他の自分の気持ちは、一切あきらめる。無視する。
その決断は、きっと間違っていないと思います。
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梅崎です。
このブログを9月初めに読んでから、心が揺らぎそうになったら何度も読み返してきました。
これを読んで、気持ちが落ち着きます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
お役に立ったのなら良かったです。
どうしても、時間がかかる事だと思います。
一進一退に見えることもあるかもしれませんが、ゆっくりゆっくり大人になっている部分は必ずあるはずです。
それを希望に信じて待つしか、親にはできないのかもしれません。
でもきっと、それで充分なんだと思います。