生きていると、残念ながら起きて欲しくない事も起きます。

 

そんな時、心の中から湧き上がってくるものがあります。

感情です。

身の危険を感じたり、先が分からない時は怖さを感じ、何かを失ったり、あった物がなくなったり、大切な人を亡くしたりした時は悲しみを感じ、理不尽さを感じた時は怒りを感じます。

 

 

様々な感情を抑え、我慢して乗り越える。

そういう乗り越え方もあると思います。

ただ、この方法では心が疲弊し、いづれ「いつまで頑張れば良いの」と、限界が来るかもしれません。

それに、一人で我慢すると、心は固く重くなり、どうしてもネガティブになります。

冷静さを失います。

 

 

出てきた感情を出しながら乗り越える。

この方法もあります。

 

感情を出すと心が折れてしまいそう。

立ち直れなくなりそう。

 

そう言う人もいますが、決してそんな事はありません。

 

感情をみんなで共有したり、吐き出したりする事で、心が軽くなります。

どんな感情も否定せず、聴きあったり、感情を受け入れあったりできれば、より良いと思います。

アドバイスは全く必要ありません。

それをするだけで少し、前向きな気持ちも出てきやすくなります。

冷静になれます。

 

一番大事なのは、自分の身の安全と心身の健康です。

大変な時ほど、その中で、一番犠牲になっているのは心の健康ではないかと思います。

心がどんな時もビクともしない、強固でハガネでできているような心の持ち主は、この世に一人もいません。

心のケアで大事なのは、出てきた気持ちや感情を出し、受け入れる事です。

 

心のケアは、カウンセラーじゃないとできない訳ではありません。

家族であったり、友達であったり、自分でもできます。

 

 

お役に立てれば幸いです。