苦しみは嫌だけど。
苦しいのは嫌。
誰もがそう思う事かもしれません。
心の中で葛藤が起きると苦しくなります。
葛藤は、自分の中から湧き上がってくる気持ちや欲求と、そう思っちゃいけない、あるべきではないと押さえつける感覚・思考によって起こります。
湧き上がってくる気持ちや欲求が、状況や自分にとって都合が悪いと押さえつけるのですが、押さえつける事が優位の場合、葛藤(苦しみ)は起きません。
自分の中から出てくる気持ちや欲求は、自分そのものです。
苦しみが出てきたということは、自分のそのものの力が高まったという事です。
それは、成長したという事です。
それを押さえつける感覚・思考は自分を縛る鎖や首輪のようなものです。
苦しいのは、その自分を縛るものと自分そのものが戦っているからです。
その縛りを自ら取っ払った時、人は楽になります。
葛藤し、自ら突破して楽になります。
もちろん、許可されたり受け入れられる事で楽になる。
確かにその時期はあります。
ただ、それは始めのうちだけ。
心が成長していくと、許可や受け入れでは楽にならなくなります。
それは心が、許可・受容されないと自分を許可できない子供から、自分で許可できる大人へと成長したという事です。
許可・受け入れされ、楽になった経験を経て、自分で許可できる心へと成長していきます。
葛藤。苦しみ。
これは、心の成長していくプロセスです。
苦しみは嫌かもしれないけれど、それを突破した先には、より楽に、より成長した、より自由になった自分がいます。