心の状態と関わり(不登校になる前)
これから、不登校の心の状態と関わりについて書いていきます。
これは、休職に至った方にも通じる部分があると思います。
良かったら参考にして下さい。
〈心の状態〉
一見、あまり分からないかもしれませんし、本人もほとんど自覚がないかもしれません。
ただ、本人の中では確実に異変が起きています。
・学校から帰ってからと休みはいつも通り、もしくはいつもよりテンション高め。
・日曜の夜は機嫌が悪い、もしくはテンションが低い。
・表情が暗くなった。
・マイナス思考の言葉をよく言う。
・朝、学校に行きたがらない事が増えた。
・朝、体調不良を訴える事が多い。
・よく布団の中に入っている。
・朝起きれない。
・勉強が進まない。
・何でもめんどくさがる。
・自分の感情が分からない。 等
〈関わり〉
なかなか気づきにくい段階です。
この段階で気づけたのであれば、「学校に行きたくないの?」とお子さんに聞いてみて下さい。
もしかしたら、「わからない」と答えるかもしれません。
その時もし言えるようなら、「学校に行かなくて良いよ」と伝えてみて下さい。
たとえ周りがこの段階で気づいてお子さん「学校に行かなくていい」と伝えたとしても、本人が受け入れきれないかもしれません。
だから、例えば学校を休む事を提案したとしても、拒否するかもしれません。
また、この提案を受け入れたとして、これをきっかけに1日2日のお休みではなく、本人が学校に行けない状況になり、結果、不登校になるかもしれません。
ただ、不登校になるのは、それだけ心に負担がかかっているからなるので、不登校には遅かれ早かれなったと言えるでしょう。
休む事を提案をしてそれから不登校になったとしたら、本人の負担は、提案されないまま不登校になった時より、少なくて済んだと思います。
もし子どもさんの異変に気づいてはいたけれど、不登校になってしまうのが不安で、「学校に行かなくて良い」と言えなくても、ご自分を責めないで下さいね。
言えないのは、お子さんの人生に責任を持っているからです。
それがどれだけ、子どもさんの人生に大きな影響を与えるか知っているからです。
まずこの段階で異変に気づけた。
それは、子どもさんをよく見ていたという事です。
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