いろんなカウンセリングがある。
カウンセリングは、話を聴いてくれるだけ、気持ちを受容してくれるだけのものと思っている人も多いかもしれません。
聞いてもらうだけで、何かが変えられるはずもない。
そう思っているかもしれません。
実は、カウンセリングでは本当にたくさんの事ができるのです。
まず、カウンセリングでは以下の問いかけがカウンセリングの方向性の軸になります。
あなたはどうなりたいですか?
元気になりたい。
楽になりたい。
きつく苦しい状態の人にとっては、当たり前のことかもしれないし、そう考える事もできないかもしれません。
「どうなりたいか分からない」と答える人も多いです。
カウンセリングは、楽になりたい、元気になりたい人にとってとても有効だと思います。
心からくる症状や問題について改善・解消できます。
ただカウンセリングは、それだけができる事ではありません。
様々な手法を使って、あなたがなりたい自分になるためのお手伝いもできます。
例えば、
こういう夢を実現したい。
様々な手法を使えば、これも可能です。
この場合、この夢がこの人の本当に叶えたい夢なのかの検証が必要になります。
その上で、その夢を実現させる上で妨げているものについて向き合っていきます。
それは、状況であったり考えであったりします。
その夢が、この人にとって本当の欲求なのか、その道筋に阻害しているものは何か。
それが分かれば、あとはカウンセリングを行うだけです。
本当に多くの事ができる事を知っていただきたいと思っています。
ただ残念ながら、そういったカウンセリング技術は日本であまり広がっていないし、知られていないように思います。
前述のように、聴くだけ受容だけというカウンセリングであればまだ良くて、カウンセリングの名の下に否定・批判・アドバイスの押し付けが行われている事も多いようです。
また、話を聴くというカウンセリングも、カウンセラー次第ではありますが、実は聴くだけ受容するだけではない、ちゃんとカウンセリングの目的を全うする、すごく効果性の高い手法です。
カウンセリングの目的は、精神的な自立です。
それはカウンセラーがクライアントを助けてあげる関係ではありません。
クライアント自身が自分の人生の全てを決定する。
そのお手伝いがカウンセリングだと、私は思います。
いろんな考えがあると思います。
カウンセラーに求める期待も様々だと思います。
カウンセリングにもいろいろある事、カウンセリングの可能な範囲はかなり広い事を知っていただきたいと思いました。