人を信じられない・・・

 

あなたは覚えていないかもしれませんが、今までに、人の言動によって傷ついた経験はありませんか?

人に傷つけられると、人を信じられなくなります。
これは、とても自然な事です。
なぜなら、これ以上傷つけられないようにする防衛行為だからです。

「人を信じられない人」は、自覚の有無に関わらず、幼少期等に人からの言動に傷ついた経験をしている可能性が高いと思われます。

覚えていないかもしれませんが、それは、さぞ辛い思いや、悔しい思いだったかもしれません。
もしくは、すごく怖い思いかもしれません。
また、誰かに守って欲しかったけれども、守ってもらえなかったという、悲しみや怒りがあるのかもしれません。
それら幼少期等の(自覚の有無に関係なく)経験が、あなたを「人が信じられない」状態へと陥れてしまったのです。

人は元来「人と関わりたい」という欲求を持っています。
そして、自分にとって安全な人を信じ、危険な人を信じないと判断できる能力を持っています。
しかし、前述の様な幼少期等の経験は、人が元々持っている欲求や、信じるか否かの判断能力をうまく発揮できない状態へ陥らせるには十分なのです。

残念ながら、ご自分でこの状況を回避することは、難しいでしょう。

専門機関やカウンセリングによって、それらを発揮できる方向へ向かう可能性は充分期待できます。

カウンセリングは、「受けなければならないもの」ではありません。
「カウンセリングを受けたくない」人も、
「カウンセリングを受けたい」人も、
その気持ちに従えばよいのです。

「人を信じられない」人にとって、
「カウンセラーも危険で信じられない人」
という対象であって、何ら不思議はありません。

もし、「カウンセリングを受けたい」と思うのであれば、あなた自身が信用できるカウンセラーを選ぶ必要があります。

信用できるカウンセラーかどうか、判断する一つの目安

例えば、
「私は、カウンセラーを信じていない」
と伝えてみて、
その反応が、あなたにとって納得できるものかどうか
というのも、良い判断基準になると思います。

あなたが、カウンセリングを受ける、受けないに関わらず、
あなたは元々「人と関わりたい」という欲求と、
あなたにとって「安全な人を信じ」、「危険な人を信じない」
と判断できる能力を持っています。
あなたの、その欲求や能力を信じること。
まずそこから始めてみてはいかがでしょうか。

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