周りに悩んでいる方がいるとき

 

このページを開いたあなたは、とても心優しい方ですね。

悩んでいる方に対し、「何かできることはないだろうか…?」と模索しているあなた。

もちろん、あります。

話を聞く事です。

もし、その悩んでいる方があなたに何か打ち明けたなら、
ただうなずき、話を聞いてあげてください。

もし、何も言わないのなら、
「何かできる事があったら言ってね」
と伝えてください。

アドバイスも意見も、一切いりません。   

悩んで打ちひしがれ、元気がないように見えても、
「どうしたらよいか分からない」と訴えてきても、
実は、心の奥底には大きな力が秘められています。

その方は、自分の力で立ち上がる事ができるのです。

アドバイスや意見を伝える事は、
その方がせっかく自分の力で立ち上がるチャンスを取り上げてしまう事になりかねません。

立ち上がるまでの間、その方は苦しむかもしれません。

それでも、
その苦しみはその方自身が乗り越えるしかないのです。

とは言え、大切な人が苦しむ姿を見るのは、とても辛い事です。

特に、わが子の苦しむ姿は、親からすれば、身を切られるより辛い事かもしれません。

それでも、目をそらさず、アドバイスにより苦しみを回避させようと操作せず、
その辛さを充分に感じてください。

それが、その大切な人を「支える」という事になるのです。

どうしたらよいか分からない時

誰かを支えることで、自分自身にストレスがたまってしまった時

心理カウンセラーへの相談をお勧めします。

 

できれば、あなた自身が抱え込んでしまう前に相談される方がベターです。

悩んでいる方をカウンセラーに会わせなくても、あなた自身が相談に行くだけでかまいません。

あなた自身が抱え込んでしまっては、その方を支えるどころではありません。

人を支えようとしているあなたもまた、誰かに話を聞いてもらい、支えてもらう必要があるのです。

 

人は誰しも、自分の力で立ち上がる力があります。

自分の幸せをつかむ力があります。

あなたにできるのは、それを信じぬく事です。

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