パニック発作を起こした時、そばにいる人ができる対応

多くの人は、パニック発作が起きた状態の人を目の当たりにすれば、驚き心配します。

パニック発作は、
「慌てる」
「心配する」

といった対応が状態を悪化させます。

もちろん、「怒る」とか「責める」等といった事は論外です。

パニック発作は、閉塞感によって起こります。

① 「閉塞感を感じた時・・・」

 (無意識に自分で追い込んでしまう)

② 「過去にパニック発作を起こした状況を思い出す・・・」

繰り返せば繰り返す程、その回路は強化されます。

一般的には、精神科や神経内科といった病院での治療を希望されるのではないでしょうか?
勿論、それは有効な手段です。

もし、薬に頼らず、その回路に入らない様、自分自身でコントロールする力をつけたいと考えるならば、カウンセリングによる手段も大変有効だと言えます。
※但し、世間一般全てのカウンセラーが対応できるどうかは分かりません。カウンセラーも各々得手不得手の分野があります。その場合、カウンセラーに直接問い合わせすることをお勧めします。

そばにいる人ができる対応

① まず自分が「冷静」になる。
② パニック発作を起こしている人の前屈(まえかが)みになっている姿勢を直させる。
③ お腹から大きく深呼吸させ、五感へと刺激を与え、冷静な判断ができる状態へ促します。

例えば、
「これ見える?」とか、
時計を指して、「今何時?」とか、
壁とか床を触らせたりするのも良いかと思います。
立って深呼吸をさせながら歩かせるのも有効です。
とにかく、対応者の反応次第だという事です。

こうした対応をしても変わらない場合、
パニック発作ではなく、喘息などの可能性も考えられます。
その場合、速やかに救急車を呼ぶか、病院に連れて行ってください。
本人に「喘息」や「パニック発作」の既往歴を聞いてみると参考になるでしょう。

パニック発作で人が亡くなることは、まず考えにくいところですが、
喘息の場合、死に至る事もあります。

この様な時、「冷静」になるというのは、非常に難しいと思います。
「冷静にならなければ・・・」と思えば思うほど慌てるものです。
ですから、一旦
「冷静でない自分」を自覚し、一呼吸してみてください。
それだけで案外、比較的冷静になれるかもしれません。

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